【クロミッドで妊娠】不妊治療と効果・作用

クロミッド

不妊治療として用いられるクロミッドについての
効果、作用、副作用はもちろんのこと、
飲み方や妊娠確立などについても解説しています。
sponsored link



効果と作用

クロミッドは多胎妊娠のリスクも秘めています。

※多胎妊娠とは?
一度に2人以上の胎児を妊娠することです。
多胎妊娠には一卵性と二卵性があり、二卵性は一卵性の2倍に達します。
排卵誘発剤の使用で多胎妊娠が増えていると言われています。


不妊の治療で服用した薬によって、
多胎妊娠するのであればそれは一見喜ばしいことなのです。
しかし、多胎妊娠においては2つのリスクを背負うことになります。

・経済的かつ出産後のケアにおける問題
・胎児の数が増えれば増えるほど、妊娠中毒症が発生する可能性が高くなる

経済的にかなりの余裕があるのであれば、
多胎妊娠しても問題はないかもしれません。

しかし同学年に2人以上の子供を抱えることは経済的な負担を強いられます。
また、出産後の育児に関しても不安があります。

妊娠中毒症を発症すると、胎児に十分な酸素が送れなくなり
仮死状態あるいは未熟児で生まれてくるケースがあります。
また、母子ともに危険な状況に陥ることもあります。


⇒効果と作用

副作用

・多胎妊娠
・下腹部痛
・発疹
・目のかすみ
・尿の量が増加する
・精神不安
・長期使用で子宮頚管粘液が減少し、子宮内膜が薄くなる為妊娠しづらくなる
・卵巣腫瘍のリスクが高まる
・静脈血栓症及び脳梗塞を発症するリスクがある
・悪心
・食欲不振
・精神の変調
・口が乾く


もしクロミッドを服用して発疹などのアレルギー症状が出た場合には
すぐに服用を止めて主治医に相談をしてください。

また、その他の副作用についても
症状が出たことを主治医に相談するようにしてください。

どの副作用も歓迎すべきものではないですが、
多胎妊娠については事前にパートナーを含めた話し合いが必要です。

なぜかと言うと、多胎妊娠においては以下の問題があるからです。

・経済的な問題
不妊治療の甲斐あって、妊娠してそして無事に赤ちゃんが生まれても、もし双子や三つ子が生まれると経済的な問題を抱えることになってしまいます。

・育児の問題
最近では育児ノイローゼなどお母さんが一人で
問題を抱え込んでしまうケースが多発しています。

赤ちゃんが一人でも、大変な中で双子や三つ子が生まれた場合には
メンタル面のケアも含めて問題が出ることが懸念されます。

・妊娠中毒症の発生率が高まる
同時に妊娠する赤ちゃんが増えれば増えるほど、
妊娠中毒症の発生率が高まることが分かっています。

妊娠は出産がゴールな訳ではありません。
産後のことも含めてよく考えた上でクロミッドを服用するようにしましょう。


⇒副作用

飲み方

医師の指示により、1錠(50mg)の服用から始めます。

月経周期に合わせて服用します。
月経が始まって3日〜5日目でスタートし、5日間連続で服用します。
医師の指示どおりに服用すれば問題はありません。


⇒飲み方

妊娠率

もし排卵障害以外に不妊の原因がない場合は、
クロミッドによる排卵の成功率は80%に及びますから
かなり高い確率と言えるでしょう。
しかし、妊娠率はおよそ20%にとどまります。

早い段階で妊娠する人もいれば、そうでない人もいます。
様子を見ながら医師の指示に従って不妊治療を続けていくことになります。

クロミッド以外にも不妊症治療の為の薬はいくつもあります。

例えば「hMG」。
この薬は重度の排卵障害の患者さんに使用される排卵誘発剤です。

もし排卵障害以外に不妊の原因がない方であれば、
薬を使用後90%の確率で排卵します。
また、これにより妊娠する確率はなんと60%以上に及びます。



⇒妊娠率

排卵誘発剤とは?

不妊の原因を検査して、排卵障害だった場合排卵誘発剤が使われます。

◆排卵誘発剤の種類
・経口排卵誘発剤
セロフェン、フェミロン、クロミッド、セクソビッド

・FSH(卵胞刺激ホルモン 注射)
フェルティノームP

・HMG(ヒト閉経ゴナドトロピン 注射)
hMG-フジ、ヒュメゴン

・HCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン:注射)

HCG持田、プロファシー

排卵誘発剤を使うと、卵巣が刺激されて卵胞を大きくしてくれます。
排卵まで促進してくれる薬です。

しかし、排卵誘発剤は副作用も抱えています。


⇒排卵誘発剤とは?

タイミング法

1.基礎体温表により、排卵日の2日前に病院へ行きます。
 クリニックによって、受診日はズレることがあります。

2.卵胞の大きさを超音波検査で測ります。

3.排卵検査薬の結果が陽性になったら、夫婦生活を持ちます。
 もしくは、病院で尿検査を行い尿の中に含まれるLHの値を調べ、
 頸管粘膜の量や卵胞の直径などと照らし合わせて排卵時間を予測し、
 夫婦生活の時間まで指導する病院もあります。

4.排卵の確認とヒューナーテストを夫婦生活の翌日に行います。

5.ヒューナーテストから一週間後に黄体機能の検査をします。

タイミング法は不妊治療の中で、費用的にも精神的にも最も負担の少ないやり方です。

評判のいいクリニックを見つけてタイミング法など指導してもらうといいでしょう。


⇒タイミング法

黄体ホルモン分泌促進

この薬は合成の黄体ホルモン剤ですが、働きは天然の黄体ホルモンと同じです。
妊娠の維持に必要な黄体ホルモンが不足していると不妊症にも繋がります。

このデュファストンを使った不妊治療法に「カウフマン療法」という方法があります。

カウフマン療法には排卵を誘発させる働きはありません。
しかし、「自然の排卵周期」が期待できる治療法なんですね。

ですから、カウフマン療法がうまくいくと自然な妊娠を迎えることができます。


⇒黄体ホルモン分泌促進

hCG療法

hMGとは卵巣を刺激することで卵胞を発育させる薬です。
そしてhCGとは、黄体ホルモンや卵胞ホルモンの分泌を促す成分です。
この2つを使って、強力に排卵が行われる
不妊治療法の「hMG―hCG療法」をご紹介しましょう。

クロミッドという軽症の排卵障害に使われる薬を使っても、
効果が見られない場合にhMG―hCG療法を行います。
(多嚢胞性卵巣症候群の症状を持っている方にも使われます)


hMGで卵胞の発育を促進し、hCGで排卵を促進させます。

この療法はとても痛みが強いのでかなりしんどい療法です。
しかも毎日肩かお尻に筋肉注射を打たなくてはいけません。

根気のいる治療法ですが、排卵する確率はかなり高い方法です。


⇒hCG療法

子宮卵管造影検査

造影剤を子宮の中に注入して、卵管の造影の状況をX線透視下で観察を行います。
これにより流入の領域を確認します。

子宮卵管造影検査では、
卵管の詰まりの他に部分癒着や子宮の奇形なども確認することができます。


⇒子宮卵管造影検査

マカ

マカが不妊症の改善に効果があることは多くの人に知られてきています。
現在不妊症のカップルは国内に100万組以上いると言われています。

◆男性の不妊に効く
マカにはアルギニンという成分が含まれています。
アルギニンは80%の男性生殖細胞を構成し、生殖機能を高める作用を持っています。

つまり、「妊娠させる力」に大きな影響をもたらすのですね。

その上、マカには精子の働きを活発化させる亜鉛も含んでいます。
亜鉛はセックスミネラルとも呼ばれる栄養分です。

◆女性の不妊にも効果
マカには、リジンという成分が含まれており女性の生殖機能を高める作用があります。
また、アルギニンには男女問わず生殖機能を高める作用があります。

マカが含んでいるアミノ酸などの成分は、体内で必要なホルモンをつくる助けを担います。

漢方のマカとサプリメントのマカでは、
薬と食品ということで作用に違いはあると思いますが、
生殖機能を高めてくれることに関しては間違いなさそうです。

ただし、きちんとした品質のマカを選ぶようにしてくださいね。


⇒マカ
sponsored link

Copyright(C) 2011 【クロミッドで妊娠】不妊治療と効果・作用 Allrights reserved.